六甲アンテナ
車いすユーザー「あるある」10選 <前編>~こんなことを感じてた!共感できる?~
今回は車いすユーザーが日々感じている、「あるある」を<前編><後編>の2回に分けてご紹介したいと思います。私個人のあるあるですので、同じ車いすユーザーの方には共感してクスッと笑ってもらったり、健常者の方には、車いすユーザーのことを身近に感じてもらえるきっかけになればうれしいです。
①同じ店は2回で覚えられがち
車いすはどうしても目立ってしまうので、店員さんからすぐに覚えられてしまいます。2回目に行くと、すでに常連客のような扱いで仲良くなったりしります。
よく行くコンビニでは、私がいつも買うドリンクを覚えてくれて、「いつものでいいですか?」と高い棚からサクッと取ってくれるイケメンの店員さんがいます。だからお店に行くと、ついついその店員さんを探しちゃったりします。笑
一人で静かに買い物をしたい時でも、声をかけられたり、多少の不便さを感じることもありますが、「人の優しさ」に触れる機会が多いのは車いすユーザー特有の利点かもしれませんね。
②目線が合う子供とは仲良くなりがち
電車などで子供と近くなった時は、目線の高さが同じなので、よく目が合います。「どうして歩けないの?」「あし、痛いの?」とか、ストレートな質問が飛んできて、そこから会話がはじまって仲良くなったりします。
ド直球な質問に、そばにいる親御さんはドギマギされますが、初めて見る車いすに好奇心旺盛な子供が興味を持つのは当たり前。私個人的には、嫌な気にはなりません。
特急など次の停車駅までに時間がある時は、丁寧に答えると、遠慮なく次々と質問攻めにあったり。純粋な子供と向き合うことの大切さを感じます。子供のときから、障がいへの理解が深まれば、心の垣根もなくなるかもしれませんね。
③歩きスマホは激突しがち
歩きスマホをしている人から車いすは低くて視界に入らないようです。なのでとっさに気づいてもらえず、そのままドーンっと激突してしまうこともあるんです。ぶつかってしまってはお互いに危険です。みなさん歩きスマホには気をつけましょう。
④雨の日は引きこもりがち
車いすユーザーにとって、雨の日の外出はテンション下がり気味。自走式の車いすの場合、両手で車いすを漕ぐので、傘をさすことができません。レインコートの着脱も、車いすを覆うために結構な手間がかかるので、雨の日の外出は億劫になりがちなんです。
もちろんこの会社には屋根付きの駐車場が付いているので雨の日も大丈夫です!
⑤段差に気付かずダイブしがち
いつもはどんなに小さな段差でも警戒して歩いているのに、飲み会の帰りなど、友達とのお喋りが楽しくて、つい夢中になって無防備に歩いていると、うっかり小さな段差をスルーしてしまうことがたまーにあるんです。
その後どうなるかと言うと…そのまま車いすごと歩道にひっくり返ってしまって、ガッシャーン!あちゃちゃ、やってもうた。。気づけば、すかさず周りの見知らぬ大勢の人が駆け寄ってくれて、担いでもらったことが何度かあります。恥 人の優しさがこころに沁みます。ありがたやー。
この経験は、きっと多くの車いすユーザーが経験しているのでは!?笑
〔後編〕では、車いすあるある10選の後半をお伝えします。