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六甲アンテナ

手話の魅力~言葉の架け橋~

 

みなさんこんにちは!今回は聞こえないことで手話がもたらす豊かな交流と、困難な側面をろう者の視点からシチュエーションごとに紹介したいと思います。では、いってみましょう!

 

電車の窓越しに広がる手話のコミュニケーション

 

 

友達と会って、お互い反対方面の電車に乗って帰るとき。電車同士が反対方面と並ぶタイミングってありますよね。こんなとき聞こえる人なら、反対側にいる友達と目が合っても手を振るくらいしかできないと思いますが、手話のできるろう者同士なら、窓越しに手話で会話ができちゃうんです。聞こえる人から見たら不思議な光景ですよね!こんな意外なところに手話って便利なことあるんですよ!

 

この他にも、賑やかで音声が届かない場面、たとえば、騒がしい飲み会で遠くに離れた席に座っている相手とも、手話なら会話ができちゃうんです。ただアルコールが入ると、手話の身振り手振りがついつい大きくなりがちで、目の前のグラスに当たって倒してしまったり・・・。手話をしながらお箸を飛ばしてしまう二次災害にはもれなく注意です。笑

 

試着室 カーテンの向こう側、薄くても壁になる

 

試着室ってろう者には、カーテン1枚で遮断されてコミュニケーションができないスペースって知っていますか?

 

きっと店員さんはカーテン越しに「どうですか?」とか、声をかけているんだと思いますが、ろう者にはその声が聞こえません。そしてまだ着替えの途中に突然カーテンをガバーっと開けられてしまって、店員さんと微妙な空気で気まずくなってしまったり・・・苦笑

 

耳が聞こえない」と伝えても、カーテンの下のすき間からチラチラ見える店員さんの影を気にして焦ったり。試着室はろう者にとっては落ち着かない空間だったりします。

 

水中でも手話は無敵!スキューバダイビング中のサイレントコミュニケーション

スキューバダイビング中でも手話が使えることを知っていますか?私はカナヅチなので、実際に潜ったことはないのですが・・・笑 ろう者の友達から教えてもらった水中でのエピソードを紹介します!

 

水中での会話は一見難しそうに思えますが、手話なら陸と変わらず会話ができちゃうんですよ。

 

「ウミガメがいた!」とか「その魚はなんという名前?」みたいに水中にいながら、手話でリアルタイムに感動を共有できちゃいます。

 

さらに、急にトイレに行きたくなったときも、「トイレ」の手話を使えば、すぐに伝えることができるんだとか。笑 「トイレ」の手話、まさかこんなシチュエーションでも役立つとは思いませんでしたよね!そんな意外な一面も手話のおもしろさの一つかもしれません。

 

まとめ

 

今回は手話の多様な可能性と、聞こえない人が直面する困難な場面について3つ紹介しました。「聞こえない」と言っても「難聴」や「中途失聴」など障害はさまざま異なるので、聴覚障害の皆さんが同じように感じているかはわかりません。

 

でもこのブログを通じて、「聞こえない」不便さはあっても、手話が色々なシーンで使い勝手の良さや便利さががあることをもっと多くの人に知ってもらえるきっかけになればうれしいです。