六甲アンテナ
車いすユーザー「あるある」 ~こんなことを感じてた!共感できる?~PART6

今回は車いすユーザーが日々感じている、「あるある」の第6弾をご紹介したいと思います!私個人のあるあるですので、同じ車いすユーザーの方には共感してクスッと笑ってもらったり、健常の方には、車いすユーザーのことを身近に感じてもらえるきっかけになればうれしいです。
第6弾では、「買い物での困りごと」をテーマに2つ紹介します!車いすユーザーが買い物をするとき。売り場の高い位置や低い位置の商品が取れない・・・は、みなさんイメージがしやすいと思いますが、実は他にもこんな困りごともあるんです。苦笑
⑱カゴが高くて入り口で誰かを探しがち
スーパーでは私はカゴをひざに置いて買い物をします。入り口でカゴが高く積み上げられていると、「あちゃー、届かないー」と立ち止まって、誰か頼める人がいないか、まずはキョロキョロ。。そんなときに限って、お客さんが通らない・・・もあるあるかもしれません。笑
そして、売り場の店員さんもこのご時勢人手不足だからなのか本当に人が少ない・・・。さらに店員さんを見つけても、品出しやらで忙しそうにされていて、声のかけずらさ炸裂で、結局振り出しに戻って、入り口で誰かの“ 通過待ち”をします。その度に誰かに頼むのも申し訳ないのですが、通りすがりのお客さんに声をかけて、カゴを取ってもらい助けてもらっています。
少し前ならこんなに高く積み上げられたカゴを見かけるのは、めずらしかったですが、最近は100均のお店でもこんな状況によく遭遇します。どこも人手不足なのでしょうか。作業効率をよくするのはわかりますが、せめて1つでも取りやすく低い位置にしてもらえると助かります。
そんな小さな工夫が、車いすユーザーだけでなく、ご高齢の方、腕の不自由な方など、様々な人にとっての優しさになるのではないでしょうか。
⑲通路がスリムな小売店では商品をなぎ倒ししがち
通路がびっくりするほど激狭な店舗ってありますよね。車いすで入ると、左右の商品棚がギリギリで、「通れるかな…」と緊張しながら進むのですが、そんなときに限って、棚の下に品出し前のダンボールが置かれていて、先に進めず封鎖されることも。。慎重に進もうとしても、車いすが商品に触れてしまって「ガラガラ…」と音を立てて倒れてしまって状況をこじらせてしまって、まさに“ なぎ倒しがち”なトホホな瞬間。
「すみません・・・」と謝りながら、気まずい空気になっちゃったり。。それでも、落ちた商品を拾ってくれるお客さんがいたり、「大丈夫ですよ」と声をかけてくれたりすると、それだけで気持ちもほぐれます。
さいごに
私個人が感じる車いすユーザーあるある。いかがでしたでしょうか。車いすユーザーの方は共感していただけたでしょうか?そして健常の方には車いすユーザーの感じている感覚を想像してもらえたらと思っています。
“ カゴの位置が高い“ や“ 通路が狭い”こと自体は誰でも感じると思いますが、「車いすでは取れない」や「狭くて商品に触れて落としてしまう」は、実際に体験しないと気づきにくいと思います。
日常の中にある、“ 申し訳なさや”や“ 気まずさ”といった見えにくい困りごとにも目を向けてもらえたらありがたいです。
次の車いすあるあるシリーズもご期待ください!最後までお読みいただきありがとうございました。