六甲アンテナ
【在宅勤務シリーズ♯3】在宅勤務がくれた可能性 〜集中できる仕事リズムの整え方〜

今回お届けするシリーズ最終回の【在宅勤務シリーズ#3】は、在宅勤務から始めた小さな習慣が、仕事の進め方にどう影響したのかをまとめたいと思います。
在宅勤務シリーズの過去のブログはコチラからどうぞ→【在宅勤務シリーズ#1】通勤から在宅へ 【在宅勤務シリーズ#2】自分らしい働き方 |
週のはじめの“整える”時間
在宅勤務を続ける中で、私が最も実感しているのは、仕事の進め方が整ってきたことで、集中しやすくなったことです。中でも効果を感じているのは、週のはじめに1週間のスケジュールを立てること--。これが私の新しいルーティンです。これだけ聞くと“THE 基本”のことですよね。
会社のスケジュール管理はデジタルツールを使っていますが、個人の分は月曜の朝に手帳に書いています。手書きで全体の見通しを立てることで、頭の中も整理され、「今日はこれに集中しよう」と心構えがしやすくなりました。火曜は資料作成、木曜は配布資料の調整など、目的意識を持つことで、仕事に向かう意識も自然に整ってきます。
この方法が自分に合っていると感じるのは、予定そのものよりも、「集中する感覚」を週の初めに自分の手で整える時間になっているからです。段取りをすることで、仕事の見通しが立つようになって、効率よく仕事を進めることができるようになりました。
振り返ることで気づく小さな進歩
そんな中でも毎日を計画通りに進めるのは難しいですよね。だからこそ、金曜の終わりには、1週間の振り返りをしています。達成できたことや、改善点をノートに記録しています。
この時間があることで、次週の目標設定がスムーズになって、仕事のリズムが自然と整ってきたように思います。こうした積み重ねで、リモート環境でも仕事のパフォーマンスが向上し、仕事に対する充実感を得られるようになりました。
選択肢があるということ
車いすで生活をしていると、職場の環境や移動手段など様々な前提条件がついて回ります。その点、六甲は設備面・制度面も整った、障害者にとって働きやすい会社です。
そんな環境に支えられながらも、自分で働き方を選べる余地があることがとてもありがたいです。“続けられないかも”ではなく、“どう続けていくか”に目を向けてもらえたことで、今では「自分らしく働ける環境がある」と実感できています。それが、在宅勤務がくれた大きな可能性だと思っています。
もちろん最初から順調だったわけではありません。試行錯誤しながら自分に合った働き方を見つけていく過程には、うまくいかずに迷った日もありました。だからこそ見つけられた感覚は、今の充実感につながっています。
このブログシリーズが、同じように働き方に悩む方のほんの少しでもお役に立てれば嬉しいです。働く場所が変わっても、自分に無理せず、自分らしさを大切にできる多様な働き方がこれからもっと広がっていくことを願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。