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六甲アンテナ

会社の防災訓練に見る「チームの備え」のカタチ

令和8年熊本地震により被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

皆さまの安全と一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。

 

9月は防災の日、そして防災週間ですね。

日々のニュースで各地の災害の様子を目にするたび、「いざというとき、ちゃんと動けるだろうか」と、ふと考えてしまうことはありませんか?

 

いつ来るかわからない「南海トラフ巨大地震」への備えが急がれる中、多様なメンバーが働く私たちの職場でも、「もしものときも、みんなで無事でいるため」に、毎年消防訓練や緊急地震速報訓練を重ねてきました。

 

改善を、次の対策へ

 

 

訓練のたびに大切にしているのは、「うまくできたね」で終わらせず、改善点を率直に共有することです。

 

例えば、緊急地震速報の訓練では、「機械の音や作業に集中していて、パトライト※の光や館内放送に気づけなかった」という声が上がりました。特に聴覚障害のある社員にどう確実に情報を伝えるか。私たちはその都度、パトライトの増設や周辺の社員による声かけ・肩たたきといった伝達ルールを見直し、改善を重ねて次の対策へとつなげています。

 

 

※パトライト:音と光で緊急を知らせる、聴覚障害のある社員向けの警報装置

 

多様な仲間と向き合う、防災のリアル

 

訓練のたびに浮き彫りになるのは、メンバーの身体特徴や環境によって「必要なサポートが違う」という現実です。

 

聴覚障害のある社員へ確実な情報をどう届けるか、という課題に向き合う一方で、車いすユーザーの避難においても独自の工夫が求められます。

 

実際に、車いすユーザーを高台へ避難させる訓練では、「おんぶ補助具」を使うことで、背負う人の両手が空くため、手すりを使えて安全性も高く、スムーズに避難を完了することができました。

 

【手順】「おんぶ補助具」を使って車いすユーザーと一緒に高台へ避難の流れ

 

 

また、いざ災害が起きたときの判断の難しさなど、想定外の事態はいつでも起こる可能性があります。現在も、弊社では、防災担当者を中心にマニュアルのブラッシュアップや、より実践的な訓練の準備に取り組んでいます。

 

一人ひとりの心がけが、強いチームのつながりをつくる

 

 

マニュアルを整え、訓練を重ねても、いざというときは、一人ひとりの判断や周りとの声かけが頼りになります。

 

だからこそ、訓練の試行錯誤のプロセスそのものを大切にしながら、お互いを補い合える関係を築くこと。聞こえる・聞こえない、立場や背景を越えてお互いをサポートし合えるチームのつながりを、日々の職場づくりの中でこれからもカタチにしていきたいと思っています。