本来であれば、実習でお世話になったビスの部門に配属されるはずだったのですが、更に活躍できる場所があるのではないかと感じた当時の部長が「濵田君に現場で仕事をさせてあげてほしい」と当時工場長だった小山社長にお願いしてくださいました。
そのお陰で、工場では主に軽作業を任せていただけることになりました。すぐに業務を覚えることもでき、毎日楽しく仕事をしていたのですが、いつしか、もっと難しい業務に挑戦してみたいと思うようになっていました。その想いを汲み取った小山社長が、ある日機械担当に私を任命してくださったんです。でも任せてくださったのは、私がしたいと思っていた機械よりもずっと大きな印刷機でした。私は責任の重さに怖気付いてしまいましたが、小山社長は「ここの担当者は作業着の色が違う。なぜか分かるか」と尋ね、続けて「選ばれた人しか着れない特別な作業着なんだよ」と教えてくださいました。

「みんなと違う特別な仕事」。なんてかっこいいんだろうと魅力を感じ、即答で「やります！」と答えました。それからは必死になって業務を覚え、1ヶ月後には先輩に追いつくほど仕事量をこなしていました。その後、母親に見守られながら受けた印刷機の操作テストにも無事合格し、今では一人で印刷機を操作できるまでに成長しました。
作業着がボロボロになっても大丈夫なようにと、会社は新品の作業着をたくさんストックしてくれていますし、母親も「良い会社に入ったね」と心から喜んでくれています。周りの期待に応えられるよう、これからも頑張って働いていきたいです。

野球の話ならずっと話せそうなくらい野球が大好きなんです。特に阪神タイガースの大ファンで、歴代の外国人選手の名前も言えますよ。球場へ応援に行ったときは、隣の席の人と話しながら観戦したりするのが楽しくて、全国各地ざっと年間30試合は行っていると思います。
働かないと休みを楽しめないなと思っているので、これからも一生懸命働いて、お金を稼いで、好きなことに使っていきたいですね。そう思うと働くって結構楽しいですよ。