六甲アンテナ
黒部クリーンアンドグリーンサービス株式会社へ訪問
7月7日(金)、8日(土)、黒部C&Gにて知的障がいの方たちを対象に第1回目の交流会が開催されました。
YKKグループで働く障がいを持つ方たちと交流の場を持つことで、仕事のやりがいを持ってもらおうと、黒部C&Gサービスの職員のみなさまと共に実施し、地域交流を目的に近隣の作業所「せせらぎハウス黒部」の利用者さんも参加し、荒俣果樹園での桃の収穫や柿の木の植替え、マリーゴールドの植替えなどを体験しました。その後、障がいを持つ方を中心とした対話交流が行われ六甲から参加した社員は初めての体験で緊張はしていたものの、とても良い経験になりました。
〈参加者〉
・黒部クリーンアンドグリーンサービス株式会社 16名 (障がい者6名、健常者10名)
・社会福祉法人 せせらぎハウス黒部 7名 (障がい者3名、健常者4名)
・YKK六甲株式会社 6名(障がい者3名、健常者3名)
合計 29名
1日目 黒部C&G 会社説明・職場見学
黒部C&GはYKKグループの関係会社であり、黒部市と周辺地域にあるYKKグループ各社の広大な敷地での清掃や緑化及びリサイクルを行っている会社で、障がいを持った社員と共に事業を行っています。
1日目は、黒部C&Gセンターとは「どのような会社なのか」「何の仕事をしているか」分かりやすく写真を使ってお話をして頂きました。
その後、果樹園を案内して頂きました。
とても広大な敷地に色んな果樹を育てていて、最近収穫したあんずと梅の木を背に、明日収穫体験をする桃の木に案内して頂きました。
実も大きく、1つ1つ大切に育てている事が一目で分かるほど綺麗な桃達が、輝いていました。
明日、天気だといいですね・・・
2日目 朝礼
9時に黒部C&Gの社員の皆さん、社会福祉法人「せせらぎハウス黒部」の皆さん、六甲のメンバーで、ドキドキしながら朝の朝礼に参加し、各自、自己紹介をしました。
緊張して上手く話しができるか心配でしたが、みんな元気に話すことができ、1日をスタートさせました。
果樹園で桃の収穫(作業体験)
天気は雨でしたが、朝礼を済ませ果樹園に向かって行くと、雨は上がり桃狩りに最適な気温になりました。
皆さんの日ごろの行いがいいのでしょう・・・!(^^)!
桃を収穫するのは、思ったより難しく優しく丁寧に収穫をする難しさを体験しました。
収穫した桃を傷つけないように、梱包作業を体験しお土産に頂きました。
ビニールハウス内でマリーゴールドの植替え(作業体験)
果樹園を後にし、ビニールハウス内で柿の木・マリーゴールドの植替え!
丁寧に植え替えの説明をして頂き、花言葉(勇者・健康・予言)を教えてもらいました・・
汗をかき、土に触れあい、お互いに声を掛け合って1つの鉢植えが完成した時、自然に拍手が起こっていました。
これぞ・・・共同作業の醍醐味!
同じ目的をもって一緒に作業をする事で『生まれる空間』素敵でした。
障がい者を中心とした対話交流
休憩を挟んで、輪になって話し合う対話交流会を開催しました。
参加者は、(障がい者 10名 健常者 4名)14名で行いました。
テーマは無く、今回の体験についてみんなで話しをしました。
「桃狩りを体験した事がない」「狩りたての桃を食べた事がない」「植替え体験は、土が重かった」など
沢山の声を聞く事が出来ました。
六甲のメンバーにも質問があり、「どんな仕事をしていますか?」「神戸はいい所ですか?」など
色々な、話ができとても良かったです。
次回は、来年の秋頃に開催予定だそうです。
バーベキュー大会(昼食)
バーベキュー大会では、黒部C&Gの職員の皆様が、汗だくになって 焼きそば・ソーセージ・焼鳥など用意して下さりました。
美味しくて六甲の社長は、焼きそばのおかわりをしていました・・(笑)
本当にありがとうございました。
神戸に帰って
今回参加した3名の感想は、
「初めての出張で緊張していたけど、とても話しやすい雰囲気を作てくれて、沢山お話しができとてもいい経験になった。」
「桃の収穫が、とても楽しかった。」
「対話交流は緊張して話す事があまりできなかったけど、暑かったけど作業体験はとても楽しかった。」
今回の経験を生かして仕事に取り組んでいる姿を見て、いい時間を過ごせたと実感しております。
六甲に到達した植木は、大切に育てていきたいと思います。
2日間準備をしてくださった職員の皆様には感謝でいっぱいです。
本当にありがとうございました。 筆者:松本 万記子