六甲アンテナ
【乗り方編】「車いす」から「車」にどうやって移動するの?~身障者用の駐車スペースが広いワケ~
みなさんは車いすユーザー自身が車を運転する場合、どうやって乗り降りしているのか知っていますか?
そして、なぜ身障者用の駐車スペースは通常と比べて幅が広いのでしょうか?まだ認知度が低いと思いますので、車通勤している車いすユーザー社員の乗り降りの方法と共に紹介したいと思います。今回は【乗り方編】です。
車の乗り降りは車種や障がいの程度によって多種多様な方法がありますので、一例として参考にしてくださいね。
「車いす」から「車」に乗り移る
①運転席側のドアを全開にして車いすを
車に近づけて、ブレーキをかけます。 身障者用駐車場の幅が広いのはこれも理由 の1つです。 |
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②運転席の座面と車いすのフレーム等を
しっかり持ち、両腕でお尻を 浮かせて運転席に上半身を 移動し、運転席に腰掛けます。 |
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③足は自力で動かせないので、矢印のように
腕を使って片方ずつ運転席へと 移動させると車に乗り込みができました。 |
本人が乗ったら次に「車いす」を「車」に積み込む
④車いすの座面を上に引っ張ると
折りたためるのでコンパクトな状態にします。 (折りたたみ式車いすの場合) 車いすは助手席側の後部座席、又は助手席に 積み込みます。 |
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⑤ハンドルとお腹の間を車椅子が通るので、
スペース確保に運転席の背もたれを後ろに 倒し、車いすのフレームを持ち、 引っ張り上げて、お腹の上まで持ち上げます。 |
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⑥あとは車輪等を持ち直して、スライドさせて
後部座席に積み込みます。 これで車いすの積み込みが完了です! |
みなさんの優しさで「必要な人」が「必要なとき」に利用できるように
ほんの一例でしたが、車いすユーザー自身が車を運転する際の「乗り降り」をイメージしてもらえましたでしょうか?
通常の駐車場の幅では、ドアが全開にできなかったり、又、開けれたとしても、隣の車と接触してしまうこともあるので、どうしても幅の広い駐車場が必要なのです。
身障者用の駐車スペースは車いすユーザーだけが利用するのではありません。障がい、高齢の方、妊婦さんやケガをされた方など対象者が様々です。介助者がいる時も広いスペースが必要です。
だからこそ、「必要な人」が「必要なとき」安全に利用できるように空けておいてくださると大変うれしいです。
次のブログでは【降り方編】をお届けします。最後までお読みいただきありがとうございました。