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六甲アンテナ

車いすユーザー「あるある」 ~こんなことを感じてた!共感できる?~PART4

今回は車いすユーザーが日々感じている、「あるある」の第4弾をご紹介したいと思います!私個人のあるあるですので、同じ車いすユーザーの方には共感してクスッと笑ってもらったり、健常の方には、車いすユーザーのことを身近に感じてもらえるきっかけになればうれしいです。

 

↓過去の車いすあるあるの記事はコチラからご覧いただけます。

車いすユーザー「あるある」10選 < 前編>~こんなことを感じていた!共感できる?~

車いすユーザー「あつある」10選 <後編>~こんなことを感じていた!共感できる?~

車いすユーザー「あるある」3選 ~こんなことを感じていた!共感できる?~PART3

 

⑭改札口は団体の人たちに封鎖されがち

電車の改札口。車椅子がラクラク通れる幅広の改札があるのを皆さんは知っていますか?今では多くの駅にあってとても便利です。以前は改札窓口で駅員さんにいちいち通路を開けてもらって手間がかかっていました。

 

とは言え、便利になった今でもたまーに、あちゃーと思う場面に遭遇することがあるんです。

 

それは学校の遠足シーズン。引率の先生に誘導されて、学生の団体が群れをなして幅広の改札口からワラワラと出てきて、車椅子の出入りが封鎖状態に…

 

よりに寄って1つしかない幅広の改札口に引率の先生が誘導しがちなのは、きっと安全を考慮してのことなんでしょう。それに引率の先生や学生に悪意はないからシンプルに、ただただ待つしかない。笑

 

引きの強い私は結構こんな場面に遭遇しちゃいます。

 

 

幅広の改札口があるとは言え、たいてい1つしかありません。車椅子だけでなくベビーカーも同じですね。私たちは幅広改札口の一択しかありません。もし見かけたら譲ってもらえたら嬉しいです。その小さな優しさが、私たちにとって大きなサポートになります。

 

⑮美術館の行列は入口でごぼう抜きの配慮に困惑しがち

美術館の行列に並んでいると、スタッフさんが「こちらからどうぞ」と別ルートへ案内してくれることがあります。大きな美術館では100人くらい一気にごぼう抜きすることもあるので、予想外の配慮に感謝しながらも、さすがに申し訳ない気持ちになります・・・。

 

 

でも、どうして車椅子ユーザーが配慮されるの?って不思議に思う方もいるかもしれませんね。これには主に3つの理由があるんです。

 

①物理的な負担の軽減

車椅子ユーザーは体力に制限があることが多いため、長時間並ばない配慮がされています。

 

②アクセシビリティの向上

車椅子に適した別ルートがあることが多く、スムーズな入場を促しています。

 

③安全性の確保

車椅子ユーザーは混雑時には一般の方の視界に入りにくいため、思いがけず衝突してしまう恐れがあります。他の来館者との接触を最小限にし安全を確保しています。

 

このような配慮は車椅子ユーザーだけでなく、聴覚や視覚に障害のある方へは、筆談ボード・オーディオガイド・点字案内など。また外国人観光客へは、多言語での案内表示やアプリを提供する美術館も増えています。これは様々な来館者に対する配慮を通じて、誰もがアートを公平に楽しむための取り組みですね。これからもすべての人にとって快適でアクセスしやすい空間作りを進めていくことで、豊かなアート体験ができることを期待しています。

 

さいごに

 

 

私個人が感じる車いすユーザーあるある。いかがでしたでしょうか。車いすユーザーの方は共感していただけたでしょうか?そして健常の方には車いすユーザーの感じている感覚を想像してもらえたらと思っています。

 

今回のあるあるでは、美術館の背景事情にも触れながら、どのように社会が多様なニーズに対応しているかもお伝えしました。こうした取り組みに目を向けることで、少しでも理解を広めるきっかけになればと願っています。

 

次の車いすあるあるシリーズもご期待ください!最後までお読みいただきありがとうございました。