六甲アンテナ
車いすユーザー「あるある」3選 ~こんなことを感じてた!共感できる?~PART3
今回は車いすユーザーが日々感じている、「あるある」の第3弾をご紹介したいと思います!私個人のあるあるですので、同じ車いすユーザーの方には共感してクスッと笑ってもらったり、健常者の方には、車いすユーザーのことを身近に感じてもらえるきっかけになればうれしいです。
↓過去の車いすあるあるの記事はコチラからご覧いただけます。
⑪セルフレジはタッチパネルに手が届かなくて困りがち
最近はすっかり主流になってきたセルフレジ。実は車いすユーザーが使うには結構ハードルが高いんです。
まずタッチパネルに手が届きません。かろうじて目一杯手を伸ばして届いたとしても、パネルの文字が車いすの低い位置からは反射でまったく読めなかったり…さらにバーコードを読み取る位置がこれまた届かない!
時代の流れだからと何度となくチャレンジはしてみるものの、どこのお店のセルフレジも攻略は難しくて、なかなかのバリアっぷりに毎回泣けてきちゃいます。笑
セルフレジオンリーのときは、人手不足のこのご時世、店員さんを探すのにもひと苦労。買い物の時間よりも店員さんを探す方に時間が掛かっちゃうなんてこともしばしばです。
無人化の波は止められないものの、有人レジや※1セミセルフレジ、※2スローレジを設けてくれるお店が増えて、選択肢が広がる未来に期待したいです。
※1 セミセルフレジとは、バーコード読み取りまでを店員さんが行い、客側が清算機で決済するタイプのレジ。
※2スローレジとは、時間をかけて会計をしても良い有人レジ。
⑫身障者用駐車場のゼブラゾーンがバイク置き場と化して封鎖されがち
ショッピングモールや飲食店に車いすマークの付いた駐車場をよく見かけますね。でもいざ利用しようとすると、車いすマーク横のゼブラゾーンにバイクや自転車が停められていて、利用できなくて困ったり・・・。逆に戻ってきたら、バイクが置いてあって乗り込めなくて、ずっと待っていたり。
このスペースは車いすユーザー当事者が運転する場合、ドアを全開にして車いすの乗り降りに必要なスペースです。何気なく置いてしまうこともあるかもしれませんが、その場所しか使えない人がいることを知ってもらえたらうれしいです。
車いすユーザーの乗降になぜ広いスペースが必要なのか?をまとめたブログは
コチラから→【車いすから車へ乗り方編】 【車から車いすへ降り方編】
⑬傘の横持ちの人とすれ違うときはヒヤリハットしがち
ビジネスマンの方にありがちな傘を水平に持って歩くスタイル。
車いすユーザーにとっては傘の先が顔の位置にくるので、かなり危ないんです。うっかり目に当たれば失明の危険さえあります。
車いすに限らず、小さなお子さんの目の高さも低いので、親御さんにはぜひ気にかけてあげてほしいです。
これから梅雨で傘の出番が多くなる季節。傘の持ち方にも気をつけてもらえたらありがたいです。
さいごに
私個人が感じる車いすユーザーあるある。いかがでしたでしょうか。車いすユーザーの方は共感していただけたでしょうか。そして健常の方には車いすユーザーの感じている感覚を想像してもらえたらと思っています。
今回のあるある⑫⑬は、みなさんの少しの気遣いが、車いすユーザーだけでなく、高齢の方や小さなお子さんもより暮らしやすい社会に近づいていけるのかもしれませんね。
次の車いすあるあるシリーズもご期待ください!最後までお読みいただきありがとうございました。